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「マンハッタン・レクイエム」のフォントについて

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最近フォントづいているので、またフォントの話を書いてみる。

マンハッタン・レクイエム

大好きなゲームの一つに、「マンハッタン・レクイエム」があります。
当時、完成度の高さに夢中になってプレイしました。
印象的なBGM、魅力的なストーリー、8色で描かれたリアルなマンハッタンのグラフィックは本当に素晴らしい。
今でもサウンドトラックを聞いています。
(今にして思えば、容疑者が多すぎるような気もするが)

フォント

中でもゲーム中に登場するフォントが素晴らしい。
640x200の解像度で、16x16の文字フォントを書くと縦に伸びてしまって美しくない。
かと言って、16x8にしてしまうと潰れてしまって読みづらい。

その後、「マンハッタンレクイエム」の内部を解析した事があるのですが、
「マンハッタンレクイエム」の文字フォントは、16x10で作られていました。
ゲーム中は文字フォントが480フォント使われていることや、
タイトルデモでは別の文字セットになっている事が判りました。

X1にかかわらず640x200の解像度は、4:3のTVに表示するとドットがかなり縦長になります。
ディティールを持たせながら、縦に伸びすぎない微妙な所が素晴らしい。

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これはフォントのデータの一部分だけを画像化したものです。
ゲームの進行に合わせてデータ化したんでしょうね。

冒頭の画像は背景です。サイズは432x156。 この画像はゲーム中のキャプチャではなくて、画像を解析したものです。 内部では圧縮してデータ化されています。

色々な機種で発売!

X1での実装はメモリが厳しかったのか、かなりアクロバティックな所もありました。

「マンハッタン・レクイエム」はX1版,PC-88版,FM-7版,MSX2版,PC-98版を持っています。
Windows版やNintendoDS版も購入しました。

「マンハッタン・レクイエム」についてはまた書くかも。